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【私のMicocochi】PMS(生理前症候群)改善法 ~食べ物以外編②~

こんにちは。管理栄養士の宮古りさです。前回に続き、栄養以外のPMS改善方法を紹介していきます。前回の記事はこちらへ

  PMS(生理前症候群)改善法 ~食べ物以外編①~ PMSが辛い方にむけて日常生活での改善方法を紹介します。 株式会社スタージャパン ​​​​​


体をあたためる

PMSの身体的症状は、血行が悪いことが原因である場合が多いです。

入浴はシャワーだけではなく、湯船につかって体の芯まで温まるようにしましょう。

また、夜の入浴は照明を落としましょう。照明が明るいと脳が刺激され、交感神経が活発になってしまいます。ライトを間接照明にすることで副交感神経が優位になり、体がリラックスします。例えば、お風呂場の扉がガラスの場合は脱衣所の明かりをつけ、お風呂場はライトをおとすと、間接照明になります。また、現在は間接照明のバスライトも売っています。それを利用するのもひとつの手です。


時間がある方は温泉や岩盤浴、サウナ、酵素風呂、砂風呂にいくのもいいですね。

時間がない方は、首だけでも温めるのがおススメです。

首に太い血管が集まっているため、首が冷えると血行が悪くなります。

首を温めることでこり固まった筋肉がほぐれます。それにより神経と血管への圧迫が改善されるので、神経の伝達も血流もスムーズになります。そして自律神経も整います。

 現在は肩や首の温めグッズがたくさん売られています。

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このようなグッズがない場合は濡れたタオルを電子レンジであたためて、首に当てるという方法もあります。簡単なので、ぜひ試してくださいね。


アロマ

アロマはPMSを和らげるという研究結果は数多く存在しています。

(参考:Pub Med)

人間には、視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚という「五感」があります。五感のなかでもこの「嗅覚」だけは大脳新皮質を経由せず、大脳辺緑系にダイレクトに伝わります。

大脳辺緑系というのは、感情や記憶、食欲といった人間の本能機能を司っている部分です。この近くに、ホルモン分泌を行う脳下垂体や、自律神経の中枢である視床下部が存在しているため、嗅覚の刺激が大脳辺緑系に伝わるとすぐに体と心が反応をみせるといわれているのです。


アロマを選ぶときのポイント

        ①自分が心地いいと思う香りか

   ②遮光瓶に入っているか

   ③お風呂に入れていいか

   ④マッサージオイルに使っていいか


PMSに良いとされるアロマを紹介します。


ラベンダー

PMSとアロマの関係を調べる実験でよく使われています。リラックス・快眠・イライラの緩和に。

(参照:Pub Med)


ゆず

血行促進作用、疲労回復に。日本では昔から冬至の日に柚子湯に入ると「風邪をひかない」と言われるように、ユズには体を温める効果が知られています。

  (参考:Pub Med)



ゼラニウム

メンタルケアに役立つと考えられています。ホルモンバランスを整え、女性特有の精神的な不調の軽減も期待できます。


クラリセージ

リラックス効果が期待できます。幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンの分泌を促すと言われています。


ローズ

こちらも幸せホルモンのオキシトシンの分泌を促します。女性ホルモンのバランスを整える作用があります。

(※ただし、妊娠中の方や病気を治療中の方は医師に相談お願いいたします。)


まとめ

PMSを和らげる方法は多くあります。また、組み合わせるのもおススメです。例えば前回と今回紹介したものをあわせて、アロマオイルをお風呂にたらして入浴しながら足をマッサージするなどどうでしょう。これからもPMSを和らげる方法を紹介していきますのでご自身に合うものを見つけていってくださいね。

宮古りさ
宮古りさ
管理栄養士ライター。健康・栄養・食事・金融の記事を執筆中。 元 三菱UFJ銀行勤務 本部昇進の経験から「働く女性を応援」をモットーに情報を発信。