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【私のMicocochi】PMDD(月経前不快気分障害)とは? ~病院体験談編~

こんにちは。管理栄養士の宮古りさです。これまでに2度、PMDDについて紹介してきました。

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そしてご自身がPMDDかもしれないと思ったらPMDDについて詳しい医者がいる精神科に行くことをお勧めしました。

しかし「病院ではどのように診察・治療されるのか分からなくて不安。」という方もいるのではないでしょうか。

そこで今回私のPMDDの病院体験談をお話したいと思います。

今回は私個人の体験談です。人によって治療法は違うということを念頭に置いた上で、ひとつの例として参考にしていただければ幸いです。


栄養療法の病院

私は当時、婦人科や精神科に行くことに抵抗がありました。また、薬を飲みたくないタイプでした。こちらの病院は薬ではなくサプリメントを処方する方針なので惹かれました。病院では血液検査や尿検査をして、診察され、管理栄養士のアドバイスを聞きました。(私も管理栄養士ですが…)そして処方されたサプリメントを3ヵ月飲みました。

しかし

・サプリメントを毎食、大量に飲まなければいけない

(1回ごとに15錠+プロテイン50g)

・自由診療のため保険適用外で、診察もサプリメントも高額

(初期費用約5万円+サプリメント3ヵ月分約25万) 

・病院まで遠い

以上の理由から続けることができませんでした。

ただ、3ヵ月後にあった健康診断では、すべての項目で健康という良い結果がでました。


婦人科

私は婦人科の検診台が怖いです。しかし、不正出血になったことがきっかけで検診に行きました。その時、一緒にPMDDのことも相談しました。そこでは検診台で触診、超音波、内視鏡などの検査をしました。痛かったです。そこではピルを勧められました。しかし、私はピルを飲むと体が異常にだるくなったので断念しました。私は採血をすると気分が悪くなり、横になるタイプです。婦人科ではピルの肝臓への影響を確認するために毎月、採血をしなければいけませんでした。それも辛かったです。ただ、本来ならピルは効く人の方が多いようです。婦人科系の病気を放置しておくと後になって、さらに状態が悪化することがあるので、病院に行ったこと自体は良かったと思っています。


精神科

PMDDを専門的に扱う精神科を見つけて受診しました。カウンセリング、血液検査、場合によっては臨床心理士との面談もあります。私は最初、SSRIといううつ病の方も使っている薬を処方されました。しかし、こちらの薬は私には合わず、だるさと眠気がひどく、断念しました。しかし、これはレアケースで大多数の人には効くそうです。その後、医師と相談し、効き目は緩やかですが加味逍遙散という漢方薬に変更してもらいました。3ヶ月くらいでPMDDが落ち着きました。


まとめ

当初、私はPMDDは薬や病院に頼らず、自分の心がけでなんとかしたいという気持ちがありました。また平日は仕事で病院に行けませんでした。PMDDの症状があるときは病院を探すのですが、いざ行こうか、となると生理がはじまり、症状もおさまります。症状が出ていないときは病院にいく必要もないので、なかなか行きませんでした。しかし、PMDDの時期は以前の記事で詳しく書きましたが、辛いものでした。私は遠回りをしましたが、それでも病院に行って良かったです。今は生理前も快適に過ごせているからです。人間関係も崩壊せずに済みます。仕事もはかどります。今、PMSやPMDDに悩んでいる方には我慢せず病院に行くことをおすすめします。また、こちらのコラムでは病院以外の対策も紹介していきます。辛くなったらいつでもいらしてくださいね。



宮古りさ
宮古りさ
管理栄養士ライター。健康・栄養・食事・金融の記事を執筆中。 元 三菱UFJ銀行勤務 本部昇進の経験から「働く女性を応援」をモットーに情報を発信。