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【私のMicocochi】【ピルをもっと身近に】低用量ピルで快適な生活を


いつもご愛読ありがとうございます。

前回までのコラムでは、フェムケアの一端として、【ピル(経口避妊薬)】の成分とその働き、種類や効果についてご紹介してきました。

これにより、ピルは避妊だけでなく月経困難症の治療月経移動など、さまざまな効果を持つことが分かりました。


最後に、月経困難症の治療に有効とされる【低用量ピル】について、服用方法価格保険適用であるか否かといった疑問を抱きやすい点を解説していきます。


最も一般的なピル:低用量ピルとは

前回もご紹介したように、ピルの中で最もなじみ深いものが、経口避妊薬として知られている低用量ピルです。

低用量ピルは、高い避妊効果はもちろん、排卵抑制月経緩和減少精神的安定といった様々な副効果をもたらし得ます。

このように、全ての女性にとって魅力的な効果を発揮するピルですが、それに反し、日本では服用している方が少ない理印象を受けます。

そこで指摘される理由は、あくまでも薬であるという抵抗感に加えて、飲み続けることを考えると費用が高いというイメージや、飲み方が面倒といったイメージの定着でしょう。


薬に対する抵抗感を拭うため、これまでの記事では、ピルの主成分が体内でも分泌されている女性ホルモンであることについて言及してきました。

ついで今回はまず、ピルにかかる費用についてお話しましょう。


保険適用? 適用外? ピルの費用はどのくらいかかるの? 

ピルを購入するには、医療機関を受診し、処方箋を貰う必要があります。

この際問題となるのが、保険適用か否かです。


ピルの服用目的が100%避妊である場合保険適用の自由診療と判断され、受診料及び購入費用全額自己負担となります。


これに対し、月経困難症などの異常の緩和改善目的であれば、保険適用となることが多いようです。

たとえば筆者の場合、生理不順や生理痛といった不調の緩和を最たる目的とし、避妊もできれば有難いという趣旨でお話ししたところ、治療目的が主であることから保険適用になりました。

これに加えて、ピルの処方には年1回採血などの精密検査が必要となるため、その費用もかかります。

精検後、最大で3ヵ方(1ヵ月を4週間で計算)分ずつピルの処方が可能となります。


考までに、受診・処方保険適用であり、ジェネリック医薬品の低用量ピルを服用している筆者自己負担は、1年間で2万円かからない程度です(受診費用や精密検査費用も含む)。

薬代だけですと、換算で750円未満となります。

なんと、スタバのフラペチーノ1杯分相当です!


最近では、「オンラインで受診&購入可能! 月2000円代!」といったスマホ広告を目にすることも増えましたが、これは保険適用外の値段ということになります。


多大なストレスにさらされ得る現代社会において、月経による身体的・心身的負担を全く感じていない女性は、かなり少ないはずです。

少しでも月経負担に感じることがあるならば、病院を受診し、遠慮せず保険適用による処方受けましょう。

我慢する必要など、全く無いのですから。


低用量ピルの服用方法

通常の薬とは異なり、ピルはその種類に応じた飲み方があります。

飲み方を誤ると効果が得難いため処方にはきちんと服用方法を聞きましょう。

ここでは低用量ピルの一般的な服用方法についてご紹介します。


①   はじめてピルを飲む日が決まっている

飲み始めは生理初日から5日目までの間とし、それ以外の日に始めてはいけません。

避妊目的場合、これ以外の期間に飲み始めても、効果が薄いと言われています。


②   4週間を一つの周期として考える

服用をはじめたら、連続して3週間(21日間)、毎日同じ時間に1ずつ服用します。

時間は朝食後を指定されることが多いようですが、難しい場合は、処方の際、薬剤師に自分の飲みやすい時間帯を提案してみましょう。

3週間ピルを飲み続けたら、次の1週間は休薬期間(=ピルの服用を休む期間)です。

もちろん、排卵が生じていないため、休薬期間も避妊効果は継続します。


③   偽薬で飲み忘れ防止ができる

休薬期間を終えたら、ピルの服用を再開します。

再開を忘れそうなには、期間を設けずにピル飲み続ける偽薬タイプ(※1)がオススメです。

受診の際にその旨を伝えれば、処方してくれるかもしれません。

※1 休薬期間中は、女性ホルモンの含まれていない偽薬を飲み続けることで、飲み忘れを防止する。


まとめ

本コラムでは3回に渡って、ピルの成分や種類別の効果、費用や服用方法についてお話してきました。

生理痛で学校仕事がつらい、眠気が強くてになりたい、イライラするといった心身の不調を感じた、解決策は誰しも手を伸ばせば届くところ存在します。

このコラムを読んだ女性から、少しでもピルに対する抵抗感や不安感を拭えていれば幸いです。

内山友里
内山友里
心理学者のママさんライター。大学での学術研究や文部科学省での勤務経験を活かし、育児・教育を中心に、美容・税金・ライフハックなど、様々なジャンルのライティングで活躍中。